最近は、電気代も上がり、どうにか家計の支出を抑えたいとは常日頃考えています。。。(-“-)
また、エルピオでんきも4月末で供給停止などのニュースを見て、わたしたち家族が使っている電気をいずれは見直そうかな。。。なんて考えたりもしました。
現在は、旦那の薦めで、auじぶん銀行の薦めで「じぶんでんき」というものを利用しているが、本当にそのままでよいのか、ほかの電気代も見て、電気代のシミュレーションも行ってい見たいと思います。(私なりのやり方になるので、多少粗い部分はご勘弁ください。。。。)
目次
じぶんでんきとは
auじぶん銀行の住宅ローン利用者向けの電気サービスで、住宅ローンと組み合わせて加入することで、住宅ローンの適用金利を0.03%引き下げてくれるサービスというのが売りである電気事業で、国内初とHPでは謳っています。
また、Pontaポイントも0.5%のポイント還元もあります。
記載の通り、私の家もauじぶん銀行で住宅ローンを組んでいますので、金利が下がるならお得なのでは!と思い、加入しました。詳しい内容が気になる方はリンクを貼っておきます。
KDDIといえば、「auでんき」というものもあるらしいのですが、料金形態は私の見た限りでは同じですが、ポイント還元が「じぶんでんき」より大きいという差がありました。
「auでんき」については、今回は触れないつもりなので、気になる方はリンク貼りますので、ご確認してみて下さい。
電気代の計算方法
早速電気代のシミュレーションを行おうと思いますが、そもそも電気代はどのように決まっているのか説明しなければなりません。
電気代の計算方法は各会社によって異なるため、ここでは基本的な料金計算についてをお示しします。
電気代 = (基本料金)+(電気量料金)+(燃料費調整額)+(再生可能エネルギー発電促進賦課金)
基本料金とは、契約にあたる基本部分の料金です。10Aや15Aなどと記載しているもので、ブレーカーに流れる最大電流ごとの契約となります。
そのため、Aが低いほど基本料金は安くなりますが、その分一回に使用できる最大の電気量はその分減ります。
今回のシミュレーションでは、基本料金を30Aで行ってみたいと思います!
電気量料金とは、名前の通り、電気量の料金です。
余談ですが、電気の公式は中学の理科で習ったと思います。それが以下の公式
W(電力)=V(電圧)×A(時間)です。
Wの使用した時間の量が電気量となり、電気代の明細書にkWhと記載しており、その量に応じた料金となります。
ちなみにkはキロのことで、hは1時間当たりの事ととなるので、1kWhというのは、1時間当たり1000W使用したと表します。
それを踏まえ、auじぶんでんきの場合は電気料金の形態が、最初の120kWhまでなら29.99円/kWh、120kWh以上300kWhまでなら36.59円/kWhというように、階段形式となります。
燃料費調整額とは、火力燃料(原油など)の価格変動に応じて、毎月自動的に電気料金を調整する制度です。
詳しくは割愛しますが、電気を作るためには石油や天然ガスが必要となるため、その価格は常に変動しているため、それを電気料金に反映しやすい仕組みの料金形態となります。
最後に再生可能エネルギー発電促進賦課金とは、再生可能エネルギーの買取りに要する費用の一部を賦課金として、電気代と一緒に徴収するものです。
再生可能エネルギーは未だにコストが掛かるものです。少しでも再生可能エネルギーへの普及を促すためのものと思っていただけるといいかもしれません。
電気量料金、燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金の全てに対し、使用した電気量によって金額が決まりますので、その3つの料金単価と電気料金がわかれば、計算することが可能となります。
以上の事から電気代の計算式は、
電気代 = (基本料金)+(電気量料金単価)×(電気使用量)+(燃料費調整額単価)×(電気使用量)+(再生可能エネルギー発電促進賦課金単価)×(電気使用量)
となります。
参考URLを貼りますので、こちらでもご確認ください。
シミュレーションを行う
それでは、シミュレーションを行いたいと思います。
ここでは、基本料金を30Aとして、シミュレーションしてみます。
また、月別の電気使用量が東京都環境局の報告書を参考に計算してみたいと思います。
今回のシミュレーションは4月現在の料金形態を参考に作成していますので、ご了承下さい!
電気使用量 (月別)
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 |
358kWh | 344kWh | 313kWh | 249kWh | 229kWh | 213kWh |
7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
264kWh | 334kWh | 260kWh | 225kWh | 230kWh | 280kWh |
この電気使用量を前提で、電気代の計算をしてみたいと思います。
まずは、それぞれの基本料金と単価を確認します。
基本料金(税抜き価格)
10A | 15A | 20A | 30A | 40A | 50A | 60A |
268.4円 | 402.6円 | 536.8円 | 805.2円 | 1073.6円 | 1342.0円 | 1610.4円 |
電気資料量料金単価(税抜き価格)
120kWhまで | 120kWhから300kWhまで | 300kWh超過 |
1kWhあたり18円 | 1kWhあたり24円 | 28円 |
燃料費調整単価(税込み価格)
1kwあたり2.3円(2022年4月時点)
再生可能エネルギー発電促進賦課金単価(税込み価格)
1kwあたり3.45円(2022年4月時点)
となります。
条件はこれで揃ったので、1年間の電気代を計算してみたいと思います。
1月~3月 | 4月~6月 | 7月~9月 | 10月~12月 | 年間 | |
基本料金(円) | 2,416 | 2,416 | 2,416 | 2,416 | 9,662 |
電気使用量(kWh) | 1,015 | 691 | 858 | 735 | 3,299 |
120kWh~ | 9,817 | 9,817 | 9,817 | 9,817 | 39,269 |
120kWh~300kWh | 21,792 | 11,012 | 16,568 | 12,476 | 61,849 |
300kWh~ | 4,254 | 0 | 1,258 | 0 | 5,512 |
使用量料金 計(円) | 35,863 | 20,830 | 27,643 | 22,293 | 106,629 |
消費税(円) | 3,828 | 2,325 | 3,006 | 2,471 | 11,629 |
合計(円) | 39,691 | 23,154 | 30,649 | 24,764 | 118,258 |
燃料費調整額(円) | 2,335 | 1,589 | 1,973 | 1,691 | 7,588 |
再エネ課金(円) | 3,502 | 2,384 | 2,960 | 2,536 | 11,382 |
小計 | 47,943 | 29,543 | 37,998 | 31,406 | 146,890 |
このことから、一年間に146,890円を電気代として支払っていることがわかります。
そこから、じぶんでんきは住宅ローンの金利0.03%分引き下げているため、仮に住宅ローンが4,000万だった場合で、引き下げ前の金利を0.41%としが場合の毎月支払う返済額を計算します。
返済額の試算については、住宅保証機構株式会社のHPを参考にします。
試算結果は、102,251円となります。
そこから、じぶんでんきによる0.03%の引き下げを行う場合の計算も行います。
その場合の試算結果は、101,726円となります。
その差額は、525円となるため、実質の割引額となります。
また、pontaポイントも電気使用量料金(税抜き価格)に対して、0.5%のポイントが付きます。
それを加味して改めて計算してみます。
1月~3月 | 4月~6月 | 7月~9月 | 10月~12月 | 年間 | |
基本料金(円) | 2,416 | 2,416 | 2,416 | 2,416 | 9,662 |
電気使用量(kWh) | 1,015 | 691 | 858 | 735 | 3,299 |
120kWh~(円) | 9,817 | 9,817 | 9,817 | 9,817 | 39,269 |
120kWh ~300kWh(円) |
21,792 | 11,012 | 16,568 | 12,476 | 61,849 |
300kWh~ | 4,254 | 0 | 1,258 | 0 | 5,512 |
使用量料金 計(円) | 35,863 | 20,830 | 27,643 | 22,293 | 106,629 |
消費税(円) | 3,828 | 2,325 | 3,006 | 2,471 | 11,629 |
税込金額(円) | 39,691 | 23,154 | 30,649 | 24,764 | 118,258 |
燃料費調整額(円) | 2,335 | 1,589 | 1,973 | 1,691 | 7,588 |
再エネ課金(円) | 3,502 | 2,384 | 2,960 | 2,536 | 11,382 |
小計(円) | 47,943 | 29,543 | 37,998 | 31,406 | 146,890 |
割引額(円) | -1,575 | -1,575 | -1,575 | -1,575 | -6,300 |
pontaポイント(pt) | 174 | 106 | 137 | 112 | 529 |
実質支払金額(円) | 46,194 | 27,862 | 36,287 | 29,719 | 140,061 |
このことから、実質支払金額は、月平均約590円ほど安くなります。
それでは、東京電力で契約した場合の金額を算定しました。ここでは、スタンダードSというプランがありますので、東京電力のHPにある料金表を参考に、基本金額などの試算をしました。
1月~3月 | 4月~6月 | 7月~9月 | 10月~12月 | 年間 | |
基本料金(円) | 2,657 | 2,657 | 2,657 | 2,657 | 10,629 |
電気使用量(円) | 1,015 | 691 | 858 | 735 | 3,299 |
120kWh~ | 10,800 | 10,800 | 10,800 | 10,800 | 43,200 |
120kWh ~300kWh |
23,973 | 12,115 | 18,227 | 13,725 | 68,039 |
300kWh~ | 1,229 | 0 | 363 | 0 | 1,593 |
使用量料金 計(円) | 36,002 | 22,915 | 29,390 | 24,525 | 112,832 |
税込金額(円) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
燃料費調整額(円) | 36,002 | 22,915 | 29,390 | 24,525 | 112,832 |
再エネ課金(円) | 2,335 | 1,589 | 1,973 | 1,691 | 7,588 |
合計(円) | 3,502 | 2,384 | 2,960 | 2,536 | 11,382 |
44,496 | 29,545 | 36,981 | 31,408 | 142,430 |
基本金額及び電気量の料金は、じぶんでんきと同額で、HPの値段は全て税込み価格であったため、多少の誤差は生じますが、ほぼほぼ同一の金額となります。
そのため、じぶんでんきはの方がローン金利分とpontaポイント還元があるため、年間2,369円が実質的に安くなり、現在はお得であることがわかりました!
まとめ
じぶんでんきは、auじぶん銀行で住宅ローンを借入している者だけのものとなりますが、それなりのお得感は試算してみますと、よくわかります!
ただ、ほかにもキャンペーンやポイント還元などは各会社でいろいろあるため、まだまだ精査は必要だと思います!
今後は、ほかの電気会社も念頭に入れ、比較とシミュレーションを行いたい思います!