【替え歌の帝王】酒井素樹さんの替え歌「何も食えなくて…寺」で過呼吸(^q^)【天賦の才】

16年来の友人に「酒井素樹ってすんごいおもろい替え歌を製造するおじいさん、知ってます?」と言ったら知らなかったので動画を見せたら鼻水垂らしながら笑っていました。笑 

私の頭がおかしくなりすぎて、

「長澤まさみを見る→コンフィデンスマンJP→Official髭男dism→酒井素樹さんの参列derが脳内再生される

というとち狂った状態になっています!

本日は天才・酒井素樹さんの替え歌「何も食えなくて…寺」の歌詞を考察したいと思います。

タイトル見るだけですぐJ-WALKとわかる、骨組みを残してるところに才能が黒光りしてますね!!

酒井素樹さんの替え歌が弩経穴

何年か前のクリスマスあたりに、ふと「爆笑!ターンテーブル」という番組で酒井素樹さんを見てから、私のブログが少しずつ酒井さんのファンサイト化していってます。笑

「参列der (Official髭男dism:Pretender)」「余命(コブクロ:蕾)」の歌詞を考察した記事を書いてますので、どうぞご覧くださいませ(^皿^)

掛詞とか韻の踏み方とか語感とか洗練されてて、まるで落語のような不思議な魅力のあるのが酒井さんの替え歌です。

繰り返しになってしまいますが、私は替え歌の魅力は「もじり」だと思うのです。同じ音程で全く関係のない歌詞では、ここまで人を引き付ける魅力は生まれません。

  • 原曲の特徴を残している
  • 韻を踏んでいる
  • かつ内容も面白い
  • 意味も通る

酒井さんの歌詞はこれらを全て兼ね備えていますね。卓越した言葉選びと飛びぬけた気鋭のお笑いセンスが融合し、人々の涙(笑い泣き)を誘います。

ごちゃごちゃうるさいですよね!!失敬!!

では、早速3曲目を考察していきましょう~(^^)

J-WALK「何も言えなくて…夏」の替え歌で、酒井素樹さん「何も食えなくて…寺」 wwwww

著作権(JASRAQ)?対策で、やはり一部抜粋にします。全部乗せて全力で笑いたいところではありますがぐっと堪えます・・・!

 

「何も食えなくて・・・寺」 作詞:酒井素樹

寺って泊めてくれるんだぜ 知らなかったろ?
「どんな身なりでも メシ食える」
そう言われ行ったのさ

ところが酒井 すぐ追い出され
マックの裏 バイトが捨てたポテトみつけた

「酒井にはごちそうだったの。バイトには生ゴミでも」
カラスにじっと睨まれながら
何も食えなくて 目が怖かったから…

 

こんなに短い歌詞なのに、情景がありありと浮かんできませんか!?!?

酒井さんの風貌を知らない方でも、この歌詞をみたら容易に着てるものとか想像出来ちゃいますよね・・・!

「言外の意味を込める」とか「行間を読む」とかってのが日本語にはありますが、直接の情報を与えないのに相手の想像を意図する方向に導くってすごいことですよね。催眠術的?な分野でしょうか。

しかもそれを行うにあたり、文字数制限もあるし韻を踏む必要があるので単語も限られてくるのですが、この完成度ですからね・・・ほんと凄すぎます・・・(感服) 敬礼レベルです。

余計なお世話かも知れませんが、酒井さん英日翻訳とかやったらものすごいマスターピースを生むんじゃないでしょうか!?

嫉妬するほどの天賦の才です。

「何も言えなくて…夏」の歌詞とのリンク

情景表現のうまさだけでテンションが上がり過ぎてしまいました、失礼。

次は、韻の視点から見ていきましょう。本家と比較してみます。(上が酒井さん、下が本家本元)

 

寺って泊めくれるんだぜ 知らなかった
綺麗な指しだね 知らなかった

どんななりでも メる」そう言われ行ったの
どんなやみでも 打て」そう言ってくれたの

さかいにはごちだったのイトにはでも
わたしにはスタートだったのなたにはールでも

何も食えなくて 目怖かったから...
何も言えなくて ま愛してたから

 


Pretenderに負けず劣らずうまいですwww (※Pretenderのリンキングは神の所業)

個人的には、緑下線部の「知らなかった」を「知らなかった」とたった一文字変えるだけなのに、まるで話し相手より一段上にいてさもすごい知識をひけらかしているような情景を読み手の目に浮かばせるとこ、ほんとすごい。うまいなぁ。

「酒井にはご馳走だったの。・・・」のところ、元の歌詞のサビ部分の骨組みを最大限に残しつつも、男女の切ない別れの情景から腹ペコのおじさんがマックの店舗裏のゴミ箱を漁ろうとしている対極の情景に刷新しちゃうとこほんと神がかってますね。

ちゃんとゴールとゴミの「ゴ」で原文活かしてるところも憎いですwww素晴らしいwww

廃棄しようとしているポテトが、人によっては全く価値がないが、人によっては喉から手が出るほど欲しいものである、という同じものを指しているのに全く違うものに見えるという表現がとても哲学的じゃないですか!?考えすぎですかね!?

私はポケモン?のトレカ?はよくわからないのでレアカード貰っても「あ、あざす・・・」という感じですが、新鮮なパクチーが安売りしてたら目の色変えて5束くらい買っちゃいますが、それと同じことですよね。違うか。

最後の最後、腹ペコのおじさんが鬼気迫るカラスの眼力に負けて”ごちそう”を食べ損ねるというオチまでついて、天晴です。こんなに短いのに短編小説かな!?ってくらい起承転結あります。

やはり、酒井さんは紛うことなき「替え歌の帝王」でいらっしゃいました。

つい先ほど、GReeeeNの「キセキ」の替え歌で「モトキ」というやつを見つけたのですが、面白すぎて夜中なのにぎゃははははと声出して笑ってしまいましたwwwww 次回は是非「モトキ」の歌詞を読み解きたいと思いますww

こんな記事をお読みいただき、心より感謝いたします・・・ありがとうございましたm(_ _)m