ここ数日で、私のブログの酒井素樹さんのページのアクセス数が伸びに伸びています。 なんで!?笑
なので、東急ハーヴェストクラブ熱海伊豆山の「余裕のある大人が、ゆったりと休日を過ごす落ち着いた佇まいの館内。」の紹介記事は後回しにしてwww、今回は酒井基樹さんの替え歌「モトキ」の歌詞を考察したいと思います。(^皿^)
「参列der」はお父様のお葬式のご様子を歌詞にされていましたが(笑ったら失礼だけど面白すぎる)、今回の「モトキ」はお母様のご入院のご様子を歌にされています(笑ったら失礼だけど面白すぎる)。
目次
酒井素樹さんのセンスに向かって敬礼
毎度の紹介ですみませんが笑、現時点で以下の酒井さんの記事を上げておりますのでどうぞご覧ください。
サムネイルの大きさの統一方法がわからない・・・(^q^)死
「参列der (Official髭男dism:Pretender)」「余命(コブクロ:蕾)」「何も食えなくて…寺(J-WALK:何も言えなくて…夏)」となっております。
今のところ「参列der」のアクセス数がNo.1です。なぜ。
「巧い替え歌」には、
- 原曲の特徴を残している
- 韻を踏んでいる
- かつ内容も面白い
- 意味も通る
上記の4項目が不可欠だと思っているのですが(勝手に)、酒井さんの替え歌は毎回すべてが網羅されていますね。大変洗練された酒井さんの替え歌は、替え歌ではなくもはや落語です。
では、早速4曲目を考察してみます!
GReeeeN「キセキ」の替え歌で、酒井素樹さん「モトキ」 www
歌詞読んだ瞬間爆笑し、是非全人類に知ってもらいたいと思いましたが、やはり本家本元のほうの音楽著作権(JASRAQ)対策で一部抜粋にします。
「モトキ」 作詞:酒井素樹
1人病室で母が寝てる やつれた寝顔に謝罪する
(略)
するとそこに母の病院食
いけないと知りながらつまんだ「ひじき」
震える右手で飯一口だけと
ほうばった時 陰で見てた姉が「出てって素樹」
2つ紙袋手にして 永久の別れ感じた時
母の手が僕のシャツの袖を掴んだ
細い声でホーネ 「住むところは今
あるのあなた?」 母に答えた「荒川です」と
くっ・・・うますぎてほぼ削れない・・・なんて無駄のない歌詞・・・!!!笑
字余り皆無じゃないですか!?字余り皆無じゃないですか!!それでいてこの物語性よ・・・
あまりの美しさに溜息が漏れますね。最高ランクのダイヤモンドは「フローレス」というそうですが、それを目にした時に漏れる溜息ときっと同じでしょう。違うか。
勿論、ありありと情景が目に浮かぶのが酒井さんの替え歌の素晴らしい点ではあるのですが、酒井さんの状況等背景を知らない方が「お母さんのお見舞いかな・・・」という心情から入り、「え、ひじきを横取り!?」となり、「あ、荒川・・・(察し)」となるであろう一連の流れも目に浮かんで笑えるところも私は好きです。笑(第三者目線)
脳内でGReeeeNのボーカルの声ではなく、ちゃんと酒井さんの歌声で再生される私はもう完全に酒井さんの虜です。
「キセキ」の歌詞とのリンク
次は、韻の視点から見てみましょう。本家と比較してみます。(上が酒井さん、下が本家本元)
※JASRAC対策()のため、若干手を加えていますので完全コピーではございません
するとそこに母の病院食
君のくれた日々が積み重なり
いけないと知り ながらつまんだ「ひじき」
過ぎ去った日々 ふたり歩いた「軌跡」
震える右手で飯一口だけと
僕らの出逢いがもし偶然ならば
ほうばった時 陰で見てた姉が 「出てって素樹」
運命ならば 君に巡り合えた それって「奇跡」
(中略)
細い声で ホーネ
アリガトウや Ah
「住むところは 今
愛してるじゃ まだ
あるのあなた?」
足りないけど
母に答えた 「荒川です」と
せめて言わせて 「幸せです」と
最後の ”「荒川です」と” の破壊力www
「ひじき」と「きせき」で韻を踏んでるところも小気味よいですね。 「ほそいこえで ホーネ」のところ、原曲のリズムの枠組がしっかり生きてるのもいいですね。笑 てゆうかホーネってwww 酒井さんのTikTokのアカウント「sakaihone」ですもんねwww
韻を踏んでいるところには黄色のマーカーをしています。緑色のマーカー部分は語感やリズムが同じところです。マーカーだらけじゃないですか!!!
中学時代、英語の先生が「外国の歌手の歌詞もよくみると韻を踏んでるのよ」とエリック・クラプトンの「Change the world」の歌詞を紹介してくれました。
I could
change the world
I would be the sunlight in your universe You would think my love was really something good
Baby, if I could
Change the world
黄色の部分、韻を踏んでますね。エミネムとかだともっと韻踏んでるんじゃないですかね。聞いたことないですが・・・。
綺麗に韻を踏んでいるから、酒井さんの替え歌は全人類の琴線に触れるのですね(大真面目)。
歌詞のリンクやリズムを活かしているところもさることながら、それでいて本当に小説みたいに情景が浮かんでくる描写がお上手で、最後の一文でズトンっと確実に落とすところも素晴らしいです。 この落語感。
『入院したお母様を心配して病室に行ったものの、普段は荒川住まいのためきっと腹ペコで、丁度悪いタイミングでお母様に提供された食事に理性を抑えきれずにひじきをつまみ、その塩気から白米も欲しくなってしまい、一口頬張った瞬間にお姉様に一喝され病室を後にする・・・』
普通に内容だけでも笑ってしまうんですが(笑っちゃいけないけど)www、それを明るい曲調の「キセキ」にのせてるところもギャップで更に面白いですねwww
めちゃくちゃ関係ないのでこちらは読み飛ばしていただいて良いのですがw、私が小学生の時に父と熱海に釣りに行った時に、海辺にホームレスの方がいらっしゃったんです。すると父は私に、「おい、コンビニ行くぞ」といって、コンビニでお弁当とパンとお菓子と飲み物を買い、海に戻ってホームレスの方に差し上げていました。
子供ながらに、
りん(幼少期)
と聞いたら、
父
と申しており、なるほど~たしかに人の目は気になるよなぁ。それに紙幣は自由度はあるけど今々食べられないもんね、と理解し、深くまで慮れる父の優しさに感心しました。そんな父とは、毒母のせいで父母共に絶縁してもう3年も会っておりませんwww
はぁ、お父さんには会いたいな・・・(T_T)
酒井さんのお陰で父の優しさ溢れる素敵な振る舞いを懐古出来ました、ありがとうございます!!!涙
まとめ
酒井さんの才能あふれる替え歌の、4曲目を紹介いたしました^^
酒井さんの替え歌は本当に内容が面白くて笑っちゃうんですが、面白さの裏にある語法の技術の高さに圧倒されますね~。
実に味わい深いので、是非皆様、一文一文を本家本元と照らし合わせつつニヤニヤしながらお楽しみください。笑
お読みいただきありがとうございました!