はちみつは、1歳未満の乳児に与えてはいけないことは広く知られていますよね。
では、なぜ与えてはいけないのかご存じでしょうか？
本稿では、
・与えてはいけない理由
・与えてしまうとどうなるか
・はちみつ入りハンドクリームは大丈夫なのか
を、それぞれ解説していきます！
目次
はちみつを1歳未満の乳児に与えてはいけないのはなぜ？
ほとんどのはちみつのボトルには、このような表記がされています。
調べてみると、厚労省のHPに以下のように記載がありました。
１． 1 歳未満の赤ちゃんがハチミツを食べることによって乳児ボツリヌス症にかかることがあります。
２． ハチミツは１歳未満の赤ちゃんにリスクが高い食品です。
３． ボツリヌス菌は熱に強いので、通常の加熱や調理では死にません。１歳未満の赤ちゃんにハチミツやハチミツ入りの飲料・お菓子などの食品は与えないようにしましょう。
はちみつを与えてはいけない理由は、はちみつにボツリヌス菌という菌が含まれ、しかも加熱しても死滅しにくいため、抵抗力の弱い赤ちゃんに与えると乳児ボツリヌス症を発症するため、とのことです。
ボツリヌス菌か・・・。
昔、学研の「6年の科学」をとっていました。で、最後に科学漫画があるんですけど（名前忘れた）それで耳にしたことがありました。
20年越しにまた耳にするとは！！！ 「雀百まで踊り忘れず」ですね。
話が逸れました。
子供が生まれる前は、はちみつに菌がいるなんて考えもしなかったです。滋養強壮によいものとイメージばかり・・・。
離乳食開始前に知れてよかったです。
1歳未満が摂取するとどうなるか
では、もし誤ってはちみつの含まれたものを与えてしまったらどうなるか？
消費者庁のHPに詳しく記載がありました。
- 便秘が数日間続き、全身の筋力低下、脱力状態、哺乳力の低下、泣き声が小さくなる、特に、顔面は無表情となり、頸部筋肉の弛緩により頭部を支えられなくなる
上記症状の説明を読んだだけで、赤ちゃんがかわいそすぎて胸が痛くなりました。苦痛を言葉で訴えられないし、自分でどうにもできないし、そんな状況の赤ちゃんを目の前にしたら心臓がえぐられる思いです。
治療すれば治るとも言われていますが、まれに亡くなってしまうそうです・・・。
このような防げる要因で、大事な我が子を失いたくないですよね！乳児のいるご家庭では細心の注意を払いましょう。
はちみつ配合のハンドクリームは大丈夫？
先般、我が家にはちみつ入りのハンドクリームがありました。
12歳の子供を持つ友人がうちに来た時にそれを見つけ、「大丈夫なの？」と聞いてきました。
その言葉に、途轍もなく心配になったので、助産師さんに聞いてみました。
助産師さん曰く、
- ハンドクリームに含まれるはちみつの量はごく微量だと思われるが、安全であるとは断言できない。
- 安全であると言い切れないので、心配なら使わないに越したことはない。
- もし使う場合は、赤ちゃんがおやすみ中に使用する、赤ちゃんに触れる前は石鹸で洗い流す、などを徹底する。
とのことでした。
疑わしいときは使うなってことですね。正論も正論です。
私は赤ちゃんが泣くとすぐ抱っこしちゃうタイプなので、石鹸でハンドクリームを落とすのを絶対に忘れて抱っこしちゃうと思いました。笑
万が一がおきて、「あぁあの時使わなければよかった・・・」となりたくないので、早速そのハンドクリームは母にあげてしまいました^^
乳児育児におすすめハンドクリーム
では、はちみつ入りハンドクリームを処分後は何を使えばいいか、迷いますよね。
私は現在、以下の白色ワセリンを使っています。
化粧用油 ペトロリュームHG／大洋製薬株式会社
ハンドクリームは星の数ほどあるので、必ずこれであるべき理由もありませんが、混ざりものが少ないので塗った手を赤ちゃんに舐められても安心かな、と思い、こちらを使用しています。
保湿力強いのでおすすめです！
まとめ
はちみつの危険性と、ハンドクリームに関してご紹介しました。
まさか日常的に何の疑いもなく食べていたはちみつが、人間（赤ちゃん）の生命を脅かすなんて思ってもみませんでした。
赤ちゃんを危険から防ぐためにも、はちみつは1歳過ぎまで待ちましょう^^
